『経営者のための読むコーチング』シリーズは、経営上のいろんな決断の場面を想定して、その時、何を考え、何を決断するのか、読むだけで頭の整理をして、気づきを得て頂くことを目指しています。では、本題に移ります。
前回は、肩の力を抜いて、やりがいのある未来を形にする「中期経営計画」について書かせて頂きました。今回は、「単年度経営計画」について書かせて頂きます。
中期経営計画を作成することで、おぼろげだった未来が、実現できそうな未来に変わってくればしめたものです。実現した姿が、解像度高く明確で、さらにカラーで見えるほどになってくるまで、味わい尽くして頂けると一番良いです。
そこで、その明確に見えてきた未来から逆算して下さい。今、何をすべきか。今日の行動が、未来にどのように影響するか。
例えを一つ出します。あくまでも参考のイメージです。
WEBマーケティングにより100件のクリックから1件のお問い合わせが発生します。
次に、10件のお問い合わせから1件の商談が始まります。
2件の相談から1件の見積請求がきます。
5件の見積から1件新規取引が開始します。
2件に1件がリピーターとして固定顧客になります。
では、新規の固定顧客を100件増やすために、何件のクリックが必要でしょうか。
答:100顧客×2新規取引×5見積×2相談×10問い合わせ×100クリック
=2,000,000件クリック
ここから単年度経営計画です。3年後に100件の固定顧客と取引の契約をするために、
今年度は何が必要ですか。ホームページ、コンテンツ、WEB広告は万全でしょうか。不足しているものがあるとしたら、誰に、何時、いくらの予算で、誰が、どんな方法で依頼しますか。
このような将来からの逆算で、今期実行すべきことを具体的に決定していくのが、単年度経営計画です。まさしく行動計画です。目標売上などの金額を示した、ノルマや予算とは全く違うことが分かって頂けるでしょうか。
では、お尋ねします、
・今やっていることを続けていった場合、3年後の目標は実現しそうですか?
・3年後の目標を実現するために、明日、必ずすべきことは何ですか?
・明日、やらなくても良いことが予定に入ってませんか?
「単年度経営計画」が出来上がると、毎日の行動が洗練されてきます。行き当たりばったりの経営からの脱却です。その先には、やりがいのある未来が待っています。
では、次回は、単年度経営計画を上手く運用する仕組み作り「PDCA」について書かせて頂きます。
